消毒はNG!怪我をした時の手当てとは
またまたサボり気味の更新です……
前回何を書いたのかすら思い出せないようなローペース更新……
今月はちょっと頑張ってみよう!
さて、少し前のお話です。
恥ずかしいので詳細は省きますが、なかなか派手にすっ転んで擦り傷を作りました。
26歳にもなってこんな怪我をするとは思わなかった、、
怪我をしたらまず消毒!と思っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
実はなんと、最近の医療では傷口に消毒はNGだそうです!!!
私も今まで知らなかった、怪我した時の処置について備忘録として記事にしておきたいと思います。
怪我をしてしまったら?
道端で転けたり、包丁で指を切ってしまったり、靴擦れで皮が剥けてしまったり。
大小の差はあれど、大人になっても傷を作ってしまうことってあると思います。
昔の常識といえば、綺麗に洗って→消毒をして→絆創膏を貼って……何日か経ったらカサブタが出来て→しばらくすると、いつのまにか治っている。
と、こんな感じではないでしょうか?
これは「ドライヒーリング療法」というそうで、傷口を乾燥させてカサブタを作り、その蓋の下で傷口が治るのを待つ方法です。
一方、現在の主流とされているのは「モイストヒーリング療法(別名:湿潤療法)」というもので、傷口は乾燥させない!カサブタは作らない!という、今までの常識を覆すような真逆の治療法です。
え、カサブタを作らないの?傷口を乾燥させないってどういうこと?
ということで、詳しい方法を見ていきましょう!
まずは水道水で洗い流す
怪我してしまった箇所を綺麗に洗い流し、付着した汚れやバイ菌なんかを取り除きます。
水気を取る
清潔なタオルやティッシュなどで水気を取ります。もし血が出ているときは止血します。止血に関しては詳しくないので調べてください。笑
キズパワーパッドを貼る
ここで登場するのが、湿潤療法に欠かせないアイテム、"キズパワーパッド"です。
【Amazon.co.jp限定】BAND-AID(バンドエイド) キズパワーパッド ふつうサイズ 10枚+ケース付 絆創膏
- 出版社/メーカー: ジョンソン・エンド・ジョンソン
- 発売日: 2017/04/13
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キズパワーパッドというのはジョンソン&ジョンソンの商品名で、類似品は「ハイドロコロイド 絆創膏」とかで検索すると出てくると思います。
私は以前靴擦れ時にお世話になって以来、絶対的な信用を寄せているキズパワーパッドを使いました。
普通の絆創膏と比較するとべらぼうに高いです。何このぼったくり価格。でも、この絆創膏がすごい。
そのまま数日間様子を見る
キズパワーパッドを貼ると、傷口のあたりが白く膨れ上がってきます。あとはそのまま待つだけです。とっても簡単!
説明書きを見ると、最大5日ほど貼り続けることができるそうですが、液の量が多くてパッドから溢れてくる場合や、パッドが剥がれてきた場合は必ず外して、傷口を綺麗に洗った上で新しいパッドに張り替えましょう。常に清潔な状態を保つことが大切です。
張り替えてもパッドが白く膨らまないようになってきたら、治療の終わりどき。
湿潤療法のメリット
今までのカサブタを作って治す方法と比べて、何がそんなにすごいの??ドライヒーリング療法よりこちらの方が良いとされる理由はこんな感じです。
参考:モイストヒーリング(湿潤療法)|キズパワーパッド™って?
傷を早く治すことができる
一つ目は傷が治るまでの時間が短いということ。傷口から溢れ出る体液は傷を治す力を持っています。乾燥させずにこれを保つことで、傷口を早く治すことができるのです。
傷跡を残さず治すことができる
傷跡が残る原因になりやすいのが、カサブタだそう。湿潤療法ではそもそもカサブタを作らないので、傷口を綺麗に治すことができます。
痛みを和らげることができる
傷口を乾燥させることで、痛みや痒みの原因になります。湿潤療法では表面が潤った状態を保っているので、痛みを感じにくいです。またゲル状に膨らんだパッドが傷表面を保護しているので傷口に衝撃を感じづらく、炎症の原因となる菌の侵入を防ぐこともできます。
実際に使ってみた感想
怪我したその日が休日だったので、病院へは行かずキズパワーパッドを購入しました。なかなか深い傷もありましたが、治り方はおおむね良好です。
お風呂で痛くない
怪我をして一番困るのは、お風呂に入る時ではないでしょうか?私は膝や手のひらなど、なかなか支障の出やすい箇所に怪我をしていたのですが、キズパワーパッドは防水なのでシャワーを浴びても大丈夫でした。水がかからないように苦労はしましたが、今までのように「傷口にシャンプーがしみて痛いいぃ!!」なんてことはありませんでした。すごい!
痛みを感じづらい
キズパワーパッドの売り文句のとおりです。普通に生活する分には、そこまで激しい痛みを感じることはありませんでした。私は片道20分程度の徒歩通勤なのですが、いつもより歩くペースは落ちたものの、痛くて歩けないという事態には陥りませんでした。信号待ちの時は少し痛かったかな。
やっぱり綺麗に治る(気がする)
まだ完治はしてないので、現時点での感想です。笑
肌の表面が、傷から通常の滑らかな状態に戻るのがとても早いです。治りかけの今の状態は、まだ色が黒っぽかったり斑らだったりしていますが、触った感じは普通の肌と変わりありません。治る過程で色が黒くなるのは通常だそうで、日焼け厳禁なので日焼け止め必須です!!!
デメリットは?
メリットばかり並べた湿潤療法の悪いところとは?
やはりコストが掛かる
キズパワーパッドを始め、湿潤療法向けの絆創膏はかなりお高い。結果的に早く綺麗に治るので文句はありませんが、やっぱり高い。私はちょうどamazonのタイムセールでお安く買えましたが、それでも普通の絆創膏と比べるとかなり高い。ちなみに、絆創膏には使用期限が設定されているのでセールしているからといって買い溜めするのはオススメできません。
見た目が目立つ
キズパワーパッドを貼ると、傷口の周りが白く浮き上がってくるので、いかんせん目立ちます。本来の傷口よりも大きくなるので、なかなかおおごとな感じに見える。(まあ実際、結構な怪我だったんですが)
私は膝の怪我がなかなか深く、体液の量も多かったのでストッキングが履けませんでした。私服OKの会社なのでゆったりしたガウチョで2週間ほど乗り切りましたが、制服やスーツオンリーの会社だとキツイかも。
病院に行く時は?
実は怪我をして数日後、キズパワーパッドから大量の黄色い液が出てくるので、膿んでいるのではないかと怖くなって病院へ行きました。
何科に行けば良いのか悩みましたが、外傷のときは形成外科です。名前が似ていますが、整形外科は打撲だったり、骨やっちゃったかな?みたいな時。ややこしい。
病院の先生も湿潤療法を推していた
キズパワーパッドを貼った状態で病院に行きましたが、先生も褒めてくれました。そこでも言われたのは、やはり「消毒はNG!」ということ。傷跡が残っちゃうらしいです。
病院での処置
まずキズパワーパッドを剥がして、看護師さん3人がかりで水道水と牛乳石鹸で傷口を綺麗にして(笑)、先生に診察してもらって、最後にデュオアクティブというものを貼ってもらいました。キズパワーパッドと同じような働きをする絆創膏です。医療機関のみで販売している模様。保険は適用されません。ただ、病院の先生や看護師さんは市販のもので十分と言っていました。粘着力もキズパワーパッドの方が強いらしい。
結局傷口の状態も悪くなく、経過良好とのことでしたが少しでも不安があるようであれば、医療機関で診察してもらうことをオススメします。
湿潤療法、オススメです!
大人になって怪我をすると、昔と比べて傷の回復に時間が掛かることに驚きます。そして何と言っても、傷跡を残したくない。数年前にほんの小さな傷が手の甲に出来ましたが、すぐ治るだろうと放置した結果、今でも跡が残っています。そんなに目立ちませんが、ほんと後悔。
病院へ行くまでもないような傷の場合、セルフケアが全てです。もう若くはないんだな〜と痛感しました。
多少のコストは怪我を負ってしまった自分への勉強代、と諦めてキズパワーパッドでの治療をオススメします。ネットで調べるとラップとワセリンでも代用できるらしいですが、面倒なので私はパス。深い傷の場合は体液の量も多いはずなので、きちんと覆うことのできる市販品の方が素人的には良いのではないかなと思います。
怪我しちゃった時には治らなかったらどうしようとかなり焦りましたが、もう少ししたらキレイに元どおりになりそうです(*^^*)
ということで、私個人の経験としては湿潤療法、オススメです!